投打がかみ合い3連勝

オープン戦 2024/03/19(火)

東北楽天ゴールデンイーグルス 2 ー 3 中日ドラゴンズ

オープン戦16試合目は岡崎で楽天との試合でした。

まず試合展開ですが、2回2アウトからロドリゲス選手、三好選手の連打で2点を先制します。

好投を見せていた先発の仲地選手ですが、4回3つのエラーもあり同点とされてしまいます。
しかし、それ以上の失点を許さず5回2失点と試合を作りました。
5回裏にはノーアウト満塁のチャンスを作ると1アウト後、カリステ選手の犠牲フライで1点を勝ち越しこれが決勝点となりました。
その後、リリーフ陣がピンチを作る場面もありましたが、なんとか無失点で抑え楽天に競り勝ちました。

投手陣で印象に残った選手は、先発の仲地選手と祖父江選手です。

仲地選手は、1軍キャンプスタートで昨シーズン以上の結果を期待をされていましたが、キャンプ中の実戦2試合で4インニング9失点と結果を残せず2軍降格となっていました。

その後、2軍で登板予定だった3試合がすべて雨で中止となり、ぶっつけ本番的な登板となりましたが、ストレートに力があり変化球もコントロールされナイスピッチングを見せてくれました。

これまでの仲地選手は、ストレートの球威はあるけどコントロールが悪くボールが先行する印象でしたが、この日はストレート、変化球どちらでもストライクが取れテンポが良いピッチングでした。

4回、エラーがからみ2点を取られ同点とされてしまいますが、それ以上は崩れず勝ち越し点を許しませんでした。
ここらへんも昨シーズンから成長した部分のように思います。

今日のピッチングは、これまで見た仲地選手で一番良いピッチングでした。

このピッチングができれば高橋宏斗選手に代わって1軍ローテーション入りの可能性もありそうです。

投手で印象に残ったもう一人は9回に登板した祖父江選手です。

これまで5試合を投げ無失点ピッチングでしたが、この日も無失点で抑えオープン戦の防御率は0.00です。

この日も変化球がキレわずが9球でアウトを3つ取っています。
しかもすべてセカンドゴロアウトと相手にバッティングをさせませんでした。
この調子を維持しシーズンに入っていってほしいです。

2年前は髭を剃った祖父江選手ですが、すっかり髭が伸びましたね。やっぱり髭がある方が迫力があってよいです。

打線で気になった選手は、まずサードのレギュラーを争う3選手です。

高橋周平選手は、この日も2安打と好調です。
打球速度が昨シーズンよりも早くなっており力強さ、ミート力が上がっているのが分かります。

カリステ選手はこの日ファーストでの先発でした。
この日もキッチリ結果を残し、第1打席で安打、1アウト満塁の場面まわってきた第3打席では初球をライトに運び勝ち越しの犠牲フライを打ちました。
守備では、強い当たりを上手くさばき守備の上手さも光りました。

石川昂弥選手は1安打を打ちましたが、ノーアウト満塁の大チャンスで初球を打ち浅いセンターフライでランナーを返すことができませんでした。
さらにエラーも2つあり、レギュラー争いのアピールをすることができませんでした。

次に気になった選手は三好選手です。

1番打者として初回にはフォアボールで出塁し、2回の第2打席ではタイムリーヒットを打ちアピールが止まりません。
これはケガがなければ、開幕スタメン確定ではないでしょうか。

また、田中幹也選手が16打席目で初ヒットです。
エラーもありましたが、ようやく初ヒットも出たのでここから調子を上げていってほしいです。

打撃では作戦面も気になりました。

初回、1番の三好選手が出塁し、2番の田中幹也選手がどのようなプレーを見せるのか注目していたのですが最悪のダブルプレー。

「初回からバントはどうなんだ」という議論はあると思うのですが、中日は得点力が弱く、4点を取ればかなり確率で勝てるチームなので1回から1点を取る野球をしていってほしいです。

もう一つ気になったのが走塁です。

楽天は積極的な走塁で盗塁を4つ決めていますが、中日は盗塁0でランナーが出ても安打で繋げていくしかない非効率な攻撃のように見えました。

ロドリゲス選手の積極走塁でチャンスを広げ攻撃ムードを高めたので、ベンチ、選手にはもっと貪欲に塁を進める攻撃をしていってもらいたいなと思いました。

これでオープン戦の成績は7勝5敗4分となり、セ・リーグの球団ではトップの順位になりました。
ですが、昨シーズンの反省を活かしオープン戦の結果では一喜一憂しません。

早いものでオープン戦も残り4試合となりました。

この日のしびれさせてくれた選手ランキングです。

1位:ロドリゲス選手 
   2軍での経験が活きたのか先制タイムリー、積極走塁、三遊間の深いところからジャンピングスローとダイナミックなプレーを見せてくれました。
2位:三好選手 
   リードオフマンでありながらランナーも返せる頼もしいバッターです。
3位:仲地選手 ★★★
   失点はしましたが、成長を感じるピッチングでした。次の登板が楽しみです。

以下この試合の成績です。

【イニングスコア】

楽  天|0 0 0 2 0 0 0 0 0 |2
中  日|0 2 0 0 1 0 0 0 ☓ |3

【打者】

打順位置選手名打率打数安打打点三振盗塁本塁打犠打失策
1(中)三好 大倫.32031110000
2(二)田中 幹也.06731000001
村松 開人.33310000000
3(指)高橋 周平.50032000000
打指山本 泰寛.18200000000
4(左)細川 成也.31331010000
尾田 剛樹.15800000000
5(三)石川 昂弥.15641000002
6(一)カリステ.24121100000
打一石垣 雅海.25010000000
7(捕)宇佐見 真吾.27321000000
山浅 龍之介.00010000000
打捕石橋 康太.25010000000
8(右)鵜飼 航丞.29430000000
9(遊)ロドリゲス.14831110000

【投手】

選手名防御率投球回被安打被本塁打奪三振与四球与死球失点自責点
仲地 礼亜0.0063012020
土生 翔太3.0012020000
橋本 侑樹2.0010011000
S祖父江 大輔0.0010000000

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